チーム医療

チーム医療とは何でしょうか?

今回はチーム医療について少し考察してみたいと思います。

昔は街のお医者さんが色々な疾患を診ていたと聞きます。医療技術の発達により、現在では病院はいくつも細かく科が分かれていますよね。(以下専門分化と略す)専門分化すると専門性の高い医療が受けられるというおおきなメリットがあります。しかし、一人の患者さんに色々な診療科の先生が関わる事になります。例えば歯科である我々がその患者さんの内科の事についてはわからないという状況が起きやすいのです。これが専門分化の弊害だと言えます。
チーム医療は専門分化の弊害を補完する考え方だと思います。看護の本に以下のような事が書かれていました。

自立とは何でも自分の守備範囲に取り組むことではなく、対象者に何が必要かを全体的な枠組みの中で考え、自分の援助可能なことは大いにやり、不十分なところについてはどの職種に呼びかけてかかわりを持ったらよいのか常に把握し、をれを実行できる力量をつけること

私も含め当院ではチーム医療を意識して歯科医療に取り組んでいきたいと思っています。

参考文献
日本看護協会出版社 
「チーム医療」の理念と現実 

前の記事

医科歯科連携

次の記事

当院の虫歯治療の特徴